調布市では死亡事故も発生|交通事故被害者は調布市の弁護士へ相談を
東京都では、毎年数多くの交通事故が発生しており、平成29年度は、交通事故の死者数が164人で全国ワースト3位という非常に残念な結果でした。
その中でも、調布市では、どのくらいの交通事故が発生しているのでしょうか?
今回は、平成29年度の詳しいデータと共に、調布市の交通事故の詳細を探っていきたいと思います。
(出典:警視庁ホームページによる調布警察署「2017年・2016年の交通事故発生状況(年間)」より)
このコラムの目次
1.調布市内の平成28年度と平成29年度の交通事故発生状況
平成28年度
- 交通事故発生件数:443件
- 交通事故死者数:0人
- 交通事故による負傷者数:519人
平成29年度
- 交通事故発生件数:413件
- 交通事故死者数:1人
- 交通事故による負傷者数:466人
平成28年と平成29年の交通事故状況を比較してみると、発生件数、負傷者数、共に減少しており、調布市での交通事故は着実に減少傾向にあるように思えます。
しかし、平成28年の死者数は0人であったのに対し、平成29年は1人の犠牲者が出てしまったのは非常に痛ましいことです。
また、平成30年度も、5月現在において、交通事故により既に1名の方が亡くなっています。
平成28年度のように、死者数0人を目指して、今後も交通事故対策に力を入れていかなければならないでしょう。
2.調布市内の曜日別交通事故発生状況(平成29年中)
曜日別交通事故発生件数
- 月曜日 65
- 火曜日 72
- 水曜日 78
- 木曜日 88
- 金曜日 86
- 土曜日 67
- 日曜日 57
平成29年に、調布市で最も交通事故の発生件数が多かった曜日は、木曜日で88人でした。次いで金曜日が86名であったため、その差はほとんどなく、調布市では木曜日と金曜日に交通事故が発生しやすい傾向にあるようです。
木曜日、金曜日は、週の後半に突入し、一番疲れが出やすい時です。疲労していると、どうしても判断力が低下してしまいがちです。
週の後半も、気を引き締めて、安全確認などしっかり行って運転、そして歩行しましょう。
3.調布市内の時間帯別交通事故発生状況(平成29年中)
時間帯別交通事故発生件数
- 0時~2時 8
- 2時~4時 7
- 4時~6時 9
- 6時~8時 48
- 8時~10時 74
- 10時~12時 65
- 12時~14時 51
- 14時~16時 63
- 16時~18時 76
- 18時~20時 62
- 20時~22時 31
- 22時~24時 19
平成29年に、調布市で最も交通事故の発生件数が多かった時間帯は、16時から18時で76人、次に多かったのが8時から10時で74人でした。
16時から18時は、学生や社会人の帰宅時間帯に該当します。そして8時から10時は、通勤・通学の時間帯であり、調布市では、通勤・通学、そして帰宅ラッシュ時に交通事故が発生しやすいという結果が出ています。
おそらく、急いでいるために注意が散漫になって発生する事故が多いのではないでしょうか。
そのため、時間に余裕を持って行動することが、調布市の交通事故の減少に繋がるのではないかと思われます。
4.調布市の交通事故による年代別死傷者数(平成29年中)
年代別交通事故死傷者数
- 幼稚園 8
- 小学生 24
- 中学生 13
- 未成年 18
- 20代 91
- 30代 99
- 40代 104
- 50代 86
- 60歳から64歳 30
- 65歳以上 102
平成29年の調布市での交通事故による死傷者は、40歳代が最も多いという結果でした。
次いで多かったのが、65歳以上の死傷者数でしたが、調布市では、平成28年も40歳代の死傷者が最も多く、65歳以上の死傷者数を大きく上回っており、40代が交通事故に注意が必要な年代であることがわかります。
40代は、30代のうちはまだまだ若く元気のあった人でも、体力が落ちてきて日々の疲れが出やすい年代です。
疲労が取れないと、注意力も落ちてしまうため、運転者も歩行者も、常に安全確認を意識しましょう。
そして、やはり65歳以上の高齢者の死傷者が多いのも見過ごすことの出来ない調布市の課題です。
お年寄りの方は、明るい色の服を着るようにし、夜間は反射材を身に付けることで自分の身を守るようにしましょう。
ドライバーは、高齢者の飛び出しに注意し、暗くなってきたらすぐにライトを点灯する習慣を持つことが重要です。
5.調布市内の状態別交通事故死傷者数(平成29年)
状態別交通事故死傷者数
- 四輪乗車中 210
- 二輪乗車中 93
- 自転車乗用中 194
- 歩行中 78
- その他 0
平成29年の調布市での交通事故を状態別に見てみると、四輪車乗車中の死傷者数が最も多いことがわかりました。
自動車に乗車中の事故は、大事故に繋がってしまうことが多いです。自動車に乗車する際は、必ずシートベルトを着用し、同乗者がいる場合は、必ず全員がシートベルトを着用したのを確認してから出発しましょう。
また、自転車乗用中の死傷者も大変多いという結果でした。
調布市では、特に交差点での自転車乗用中の事故が多発しています。交差点では、一時停止し、安全確認をしてから通行しましょう。
6.調布市で交通事故が発生しやすい道路や交差点について
調布市では、以下の交差点で交通事故が多発しています。
国領町8丁目交差点
品川通りと狛江通りが交わる四差路交差点で、交通量が多く、付近にイトーヨーカドーがあるため歩行者も多いことから、事故が多発しています。
平成29年には、歩行者と大型貨物車が衝突し、歩行者が亡くなってしまう死亡事故も発生している危険な交差点です。
鶴川街道交差点
付近に住宅街がありながら、都道19号鶴川街道が走る四差路交差点であり、付近は事故が多いことで知られています。
鶴川街道交差点のすぐ南東にも、もうひとつ交差点があり、そちらも事故が多発しているので注意しましょう。
布田駅前交差点
都道119号線と都道121号線とが交わる四差路交差点で、布田駅が近いため、交通量、歩行者、共に多く、事故が発生しやすいです。
また、布田駅前交差点の南部にある下布田交差点も、国道20号線が走っているため、スピードを出している車が多く、スピード違反が原因の事故が多い地帯です・
7.調布市で交通事故被害者になってしまったら
調布市は車を所持している方も多く、交通事故に巻き込まれてしまう危険性が高い都市と言えます。歩行者、自転車に乗っている方はもちろん、車を運転している方も注意散漫とならないよう意識して行動しましょう。
もし、調布市、三鷹市、府中市、稲城市、狛江市、川崎市多摩区、京王線沿線にお住まい、お勤めの方が交通事故の被害者となってしまった場合には、泉総合法律事務所調布支店の無料相談をご利用ください。交通事故解決に精通した弁護士が親身になってサポート、アドバイス致します。
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